-人生設計のヒント集-
2020年の広島県の出生数は、19,606人で、年々減少し、2万人を下回りました。
また、合計特殊出生率※
は1.49%となっており、夫婦が考える理想の子どもの平均人数は2.32人と差があります。
その原因として、経済的な問題のほか、昨今ではコロナ禍の影響で婚姻件数と妊娠届出数は減少傾向にあり、出生率にも影響しています。
※「合計特殊出生率」とは:15~49歳までの女性の年齢別出生率の合計で、一人の女性が一生の間に産む子どもの数に相当します。
初婚年齢の上昇にしたがって、初めて子どもが生まれた時の年齢も男女ともに上がっています。
第2子以降をもうけるかにも影響していて、「少子化」の要因の一つにもなっています。
結婚・出産に対する価値観の変化や、仕事と子育てを両立できる環境整備の遅れなどが要因といわれています。
子どもを迎えることは、暮らしやお金、働き方などに関わってくるので、
将来希望するなら「○歳ごろに」と考えておくことは大切です。
「ライフデザインマップ」を使うと、子どもの成長にあわせてライフイベントを考えることができます。
一般的に女性の年齢が高くなるほど妊娠しにくく、流産しやすくなり、特に35歳以降から妊娠率が大きく低下します。
そのため、妊娠には適した時期があると知っておくことが大切です。
不妊の原因は女性だけでなく男性にもあり、現在分かっている不妊原因の約半数は、男性に関係するものです。
「そろそろ子どもが欲しいな」と考えている人や、「もしかして不妊かも?」と悩んでいる人は、まず夫婦そろって検査することから始めましょう。
妊活について詳しく知りたい方は…
広島県「ふたりの妊活全力応援
」
子育てに不安はつきもの。近頃は子育てに関わる不安や悩みを誰にも相談できずに抱え込んで孤立してしまう子育て家庭が増えてきていると言われています。
広島県では、市町のネウボラ拠点と地域の関係機関が連携することにより、全ての子育て家庭の状況を漏れなく・切れ目なく把握し、それぞれの状態に応じた適切な支援サービスにつなげるとともに、子育て家庭の不安が解消するまで見守り・支援する仕組みである「ひろしま版ネウボラ」の構築に取り組んでいます。
参考:広島県ホームページ「ひろしま版ネウボラ」
ひろしま版ネウボラについて詳しく知りたい方は…
広島県「ひろしま版ネウボラ 」