-人生設計のヒント集-
「結婚するかしないかは個人の自由」という考え方が広まる中、広島県が行った調査(令和3年3月)では、
広島県に暮らす20~30代の男女の約8割は「いずれは結婚したい」と希望しています。一方で、生涯未婚率は男女ともに年々上昇しています。
「趣味や仕事、学業に打ち込みたい」など、自分の時間を大切にしている人のほかに、「異性とうまく付き合えない」「出会いがない」と答える人もいます。
2019年の平均初婚年齢は、男性33.6歳、女性31.4歳で男女ともに年々上昇しています。
結婚相手と出会った年齢は主に女性で上がっていて、平均交際期間も年を追うごとに増えています。
約30年前と比べて「お見合い結婚」の比率が大きく下がっており、結婚相手と出会うためには「出会いを求めて自ら行動する」必要性が増しています。
また、マッチングアプリの登場など、出会いのきっかけも多様化しています。
結婚しよう、したいと考えている男女の多くは、「精神的安らぎの場が得られる」「子どもや家族をもてる」などを結婚の利点と考えていることが分かります。
また、精神的な利点のほかに、男性では「社会的な信用を得られる」こと、女性では「経済的余裕がもてる」ことにメリットを感じているようです。
結婚や家族に対する考え方が多様化し、結婚をしても拠点を別にする夫婦や、特別養子縁組制度で子どもを迎える人など、そのかたちも様々になりました。
また“その人らしい生き方”を叶える選択肢として、広島県内にもパートナーシップ制度を導入している自治体があります。
「パートナーシップ制度」とは:各自治体が同性同士のカップルを婚姻に相当する関係と認め証明書を発行する制度。